7日の参院予算委員会で答弁に立った“新米女性閣僚”の明暗が分かれた。民主党の蓮舫元行政刷新担当相から「子育て」で論戦を挑まれた有村治子女性活躍担当相が無難に切り返したのに対し、「公選法違反」を追及された松島みどり法相は釈明に終始。この日は山谷えり子国家公安委員長も標的となったが、差別問題を追及中に民主党議員から「セクハラやじ」が飛び出し、第2次安倍改造内閣を追い詰める矛先が自らに向かう失態を演じた。 蓮舫氏「あなたが書いたエッセーは、どんなに読み込んでも『共働きの両親の子供は数十年後におかしくなる』と書いている」 有村氏「蓮舫委員、よく読んでいただきたい。共働きを否定するような発言は今まで一度もしていない。私自身が共働きだ」 さらに蓮舫氏は、有村氏が副会長を務める団体が「主婦が働くことで夜遅くまで預けられる子供が増え、社会を殺伐とさせると主張している」とも強調したが、有村氏は「それは団体の主張で、私の考えと全て一致するわけではない」と反論を続けた。 翻って防戦一方だったのが松島氏。蓮舫氏は松島氏が今年夏、選挙区(衆院東京14区)内の祭りで行ったうちわの配布は、公職選挙法が禁止する「寄付」に該当すると指摘した。 松島氏は「討議資料をうちわの形で配った。イベント会場などで無料で配られているものと同じであり、違反に当たるとの認識は持っていない」と釈明したが、蓮舫氏から法相としての適性を問われた安倍晋三首相は「こうした疑いを受ける以上、今後、こうした物の配布を行わないことが望ましい」と指摘。 民主党の榛葉(しんば)賀津也参院国対委員長は同日の記者会見で「公選法違反は明らかだ」と松島氏に自発的辞任を求めた。 予算委では、その後も女性閣僚追及の流れは止まらなかった。 「在特会(在日特権を許さない市民の会)の構成員がヘイトスピーチ(憎悪表現)を行っている。在特会と親しい関係にあると国家公安委員長として職責を全うできない」 民主党の小川敏夫元法相は、山谷氏が在特会関係者との写真撮影に応じていたことを問題視。山谷氏は「政治家なのでさまざまな場所でさまざまな方とお会いする。写真を求められれば撮る。在特会のメンバーであるとは全く存じあげなかった」と説明したが、小川氏は納得しなかった。
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